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■靖國神社参拝訴訟、年内に判決の予定

2015.04.11

 天皇皇后両陛下のパラオご訪問、とくにペリリュー島での慰霊の御姿、全ての戦没者への御霊をお慰めなされようとご姿勢は心の奥底から揺さぶる感動的なものであった。生き残りの方が、戦友の魂が喜んでいると言われたが、南洋が亡くなられた英霊のことを決して忘れていないという両陛下の御心が確かに通じたことを確信した言葉であったように思う。今年の最大のニュースであった。

 さて、感動さめやらないうちに昨日4月10日の午前中、靖國神社参拝訴訟の第5回口頭弁論が大阪地裁であった。例によって、傍聴券獲得のために並んだが、小雨の降る天候の中、こちら側が約70名位、原告側きもともと法廷に入れる人数15名が最初から確保できているためか約40名位で、圧倒的にこちら側の傍聴券獲得希望者が多かった。

 小生も法廷の中に入ったが、ここでも70名中、原告側が30名弱、残りはこちら側ということで雰囲気的にも原告側を勝っている雰囲気があった。
 まず第3次の補助参加の申請は却下、次に原告側かせ出されていた証人申請について学者2名、他10名については、2名の学者の証人申請は却下、他の10名については次回の口頭弁論で対応を決定することとなった。また靖國神社の検証については却下となった。このやりとりの時に、原告側の誰かが不規則発言をすることがあった。全体的になんとか公判を引き延ばしたいとする原告側に対して、裁判所側は粛々となるべく早く終結させたい姿勢の方が勝っているように感じられた。
 公判が終った後、小生は裁判所の外にいたのだが、どうも建物内で原告側と補助参加のメンバーとが言い合いになる場面もあったということだが、これも原告側の焦りともとれた。

 その後、神社庁で行われた報告会では、竹野下弁護士から次回6/9の公判の時には原告側が誰が証人となるのか決定し、7/31は終日、証人尋問がなされ、9月末に終結、年内には判決を出すことが決定したことの報告があった。さらに最高裁で既に国・首相の神社参拝は法的侵害利益に当たらないことが結論として出ていることもあり、原告側に有利になるようにな判決はでないと思うが、法廷内にこちら側のメンバーが多数を占めることが、訴訟指揮に大きな影響を与えていることも強調され、傍聴券獲得運動の意義を見出すことができ、大いにやる気が出てくる報告会となった。

 次回第6回口頭弁論は、6月9日(火)午前10時開廷となります。

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