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日本の息吹 [大阪版] ~ 一人がひとりを! ~  第180号 平成26年11月号

■「国民の選択!-憲法を見直す大講演会」に900名が結集、大いに盛り上がる
~青山繁晴氏が憲法講演、立場、意見の違いを越えて連携できるものを考える~

 去る9月20日(土)の午後、日本会議大阪が主催して「国民の選択!-憲法を見直す大講演会 ~憲法改正は今を措いてない!!~」を開催、約900名の参加者があり、大変な盛り上がりとなった。この講演会は、憲法改正実現に向けて、これまで本会が働きかけてきた地方議会での意見書決議、街頭での啓発活動を通じて、中間結集の場として、今後、再来年の3月まで展開する1000万名署名活動の大阪での呼びかけのスタートにする位置付けがあり、議員、日本会議会員をはじめ広く府民に呼びかけた。

青山氏の講演

青山氏の講演


 予想通り、青山先生のお話はエネルギッシュで舞台から会場の中ほどまで降りて来られ、参加者一人一人に問いかけをされながら、時にはユーモアを交えながらも迫力のある話しぶりには圧倒され、特に天皇皇后両陛下が大震災の時に被災された人々に語りかけられていく件や沖縄の「白梅の塔」にまつわる学徒看護隊の件では参加者の中では涙される人達も出るなど、最初から日本人の歴史に対する限りない愛情を感じた。途中で上着を脱いで、講演を続行するという熱の入れようであった。
 ご講演で印象深かった点を挙げてみる。
・5月ではなく、秋にこのような憲法問題を取り上げた講演会開催することに大きな意義があること。
・安倍内閣の根本命題は憲法改正問題であること。
・憲法は他国とは違う文化を持っている日本では、人の生き方を示すものである。日本の最終的
責任者は主権者である私達一人一人である。
・憲法改正に当たっては改憲派、護憲派を乗り越えて連携できるものを考えていかねばならない。
祖国が2000年超えて続いてきた共通の土台を自覚することが大切である。その一つが拉致問
題である。
・拉致問題は憲法問題に直結している。拉致問題では話し合いで解決しなければ 国際法からは
自衛隊が救出しなければならないが、憲法9条2項の「国の交戦権 はこれを認めない」があ
るために、相手が北朝鮮の国家機関が拉致をしたことを 発表したことによって、対応するこ
とができなくなった。実は北朝鮮は日本の憲法9条2項は国が関わったとすれば、何もできな
いことを知悉している。最初に5人の拉致家族の一時帰還から日本で永住することを許したの
は、日本国民の世論が怒りで爆発したことを見たからである。
・拉致問題の解決のためには憲法改正して自衛隊を派遣して救出すべきであるのに、それをして
来なかったのは国の主人公たる私達、主権者の責任である。
・二つ目は今の憲法は仮憲法であるという事実を押さえることである。1945年8月15日から
1952年4月28日の連合国の占領期間に、憲法は1946年11月3日に公布、1947年5月3日
に施行されたが、これは「被占領国日本」の憲法、仮の憲法であった。当時の占領軍の憲法起
草者に96条の改正条項の国会両院の3分の2の改正発議はハードルが高すぎることを聞くと、
実は議論をしておらず、占領が終ったら日本が改正するものと思っていたとの回答があった。
・わが国は、戦後、国家の目標を持つことが禁じられたが、もう1回、自分の頭で考え。アジア
のために何ができるのかを考えることだ。
・また、憲法65条にある「行政権は内閣に属する」との条文は、結局、誰も責任をとらないこ
ととなり、本来、尖閣諸島などの防衛についても総理大臣のリーダーシップがあれば即応体制
がとれるのに、それができないこととなっており、これも改正しなければならない。
・今こそ、文化、歴史、全体から憲法改正をする必要があり、日本会議に大いに期待したい。
講演会終了後も、多くの参加者から1000万名署名協力の紹介者名簿を次々と提出して頂き、
実に約500名近くに上った。

■中河内支部講演会に280名が参加 ~講師が地元出身の薮中三十二・元外務次官

薮中氏の講演

薮中氏の講演


去る9月7日(日)の午後、日本会議大阪中河内支部の第8回講演会が松原商工会議所会議室で開催、講師が元外務事務次官の薮中三十二氏(現、立命館大学教授)で、ここ松原市出身ということあり、約280名の参加者で会場一杯となった。
 「緊迫する国際情勢と日本外交」と題してご講演、外交官として豊富な体験から、わが国から見た各国の動きと世界から見た各国の動きとは違っていること、アセアン諸国などから最も信頼されている国であること、オバマ大統領がイラクの「イスラム国」の出現に対して、現在、戦略を持ち合わせていないなどの発言を引き、米国の権威を失墜させてきた経緯の紹介、安倍政権時代に日本こそが平和をもたらしてきたことを強く訴えていくべきであるなど、日本が主導権を持った外交をすることが重要であることを説かれた。参加者は最後まで席を立つ者もなく、熱心に聞き入った。

■第3回憲法改正に向けた街頭活動を展開!

 翌日9月7日が尖閣諸島海域において中国漁船によるわが国海保巡視船への衝突をした事件を起こして4年目の節目ということあり、大阪では前日6日(土)午後3時より5時まで難波高島屋前で第3回目の憲法改正に向けた街頭活動を展開した。
 協力者は14名であったが、主にメールだけでお手伝いを案内しただけであったにもかかわらず、いつも日本会議大阪の行事で協力してもらっているメンバーを中心にすぐに馳せ参じてもらったことは嬉しかった。前衆議院議員の長尾たかし先生にも途中から参加して頂いてマイクを持ってもらい、署名活動を盛り上げて頂いた。

なんばに響く憲法改正の訴え

なんばに響く憲法改正の訴え

高島屋前から三井住友銀行前まで、本会トレードマークの黄色のサンバイザーを被ったメンバーが立ち並び、一人一人積極的にマイクを持ち、チラシを配り、署名を呼びかけるとある種の流れと雰囲気が出来てきて、比較的若い人たちが進んで署名をしてくれるようになっていった。そうすると更にメンバーも通行人に声を出しながら署名をお願いしていくという相乗効果も自然に生まれて来て、手ごたえを感じた。このような地道な活動の継続が何よりお手伝いのメンバーの意識を高めているのではないか。

《府本部関係行事のご案内》
■第4回憲法改正を実現する1000万人賛同署名活動
 今後、毎月第1又は3土曜日で行いますが、10月は下記の日程となります。
・日 時 10月26日(日)午後3時半~5時半
・場 所 なんば駅 高島屋前
     スタッフが黄色のサンバイザーを被っていますので目印にして下さい。
・活動内容 マイクによる街頭演説、チラシ配布と署名活動、幟などの飾り付け(小雨決行)
      ※憲法改正への賛同署名への協力を呼びかけます。
・現場連絡先 日本会議大阪事務局 丸山 携帯 090-2598-6497
◎ご協力頂ける方は、10月24日(金)までに事務局の丸山の携帯へご一報下さい。

■北摂支部「第3回議員懇談会」
 吹田市、摂津市、茨木市、高槻市、島本町の地方議員が参加し、議会活動報告と参加者との意見交換を行います。
・日 時 10月27日(月)午後4時半~、懇親会は6時頃~
・会 場 たかつき京都ホテル TEL 072-675-5151
高槻市城西町4-39
・会 費 5,000円
・お問合せ 北摂支部・片山神社社務所 TEL 06-6388-4070

■「憲法改正の実現へ!日本会議近畿ブロック代表者大会」
日本会議・京都が主管して近畿ブロックの各府県からこれまでの成果を結集し、今後の運動を促進するために代表者大会を開催する運びとなりました。(前回、大阪で開催したブロック大会の位置付け)本会としてもこれに協力して、近畿から憲法改正実現を目指した世論を高めていきます。
・日 時 11月10日(月)午後1時半~3時半、懇親会 4時~5時15分(立食形式)
・会 場 リーガロイヤルホテル京都
      京都市下京区東堀川通り塩小路下ル松明町1番地 TEL 075-341-1121 (代)
・プログラム 主催者代表挨拶、活動報告、今後の憲法改正実現運動方針の発表、大会決議採択
       基調講演
・基調講演 講師 田久保 忠衛 先生
         (美しい日本の憲法をつくる国民の会代表発起人・杏林大学名誉教授)
      演題 「今、なぜ憲法改正を急がねばならないのか」
・参加費 5,000円(懇親会費も含みます)
  ※ご参加ご希望の方は、10月一杯までに本会事務局TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682
へご一報下さい。チケットと振込用紙を送付致します。
・主 管 日本会議・京都 

■第3回なみはや勉強会 「大国主神の国造りと国譲り」
・日 時 11月16日(日)午後2時~4時
・会 場 大阪府社会福祉会館503号室 TEL 06-6762-5681 大阪市中央区谷町7-4-15
・講 師 坂田 和子 氏(日本会議大阪女性の会理事) ※受講料無料
・申込先 日本会議大阪女性の会事務局「なみはや勉強会」担当宛 FAX 06-6243-1682
mail:forest.country1957@gmail.com
     お名前、ご住所、連絡先、参加人数、勉強会を知ったきっかけをご記入下さい。

■日本会議大阪 大阪市支部第2回セミナー ~憲法改正の世論を大阪市から!~
 もはや「他人任せの外交」が許されない中、安倍政権は地球儀を俯瞰する外交を展開しています。その要である中山 泰秀・外務副大臣をお招きし、安倍外交の目指しているものと現憲法についてお話し頂きます。またとない機会ですので、是非、ご参加下さい。
             
●日 時 11月30日(日) 午後2時~4時半(開場1時半)
●場 所 大阪府神社庁会館5階 TEL 06-6245-5741
      大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号
       ※地下鉄中央・御堂筋・四ツ橋線「本町」駅下車、⑮番出口から徒歩1分、駐車
場がありませんので、地下鉄をご利用下さい。
●講 演 演 題 『 地球儀を俯瞰する安倍外交と憲法 』
     講 師 中山 泰秀 氏 (外務副大臣・衆議院議員)
●参加費 1,000円(今回のセミナーでは会員特典がありません。)
●主 催 日本会議大阪 大阪市支部  TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682
※ご希望の方は、ご氏名、性別、年齢、所属団体、ご住所(〒、TEL、FAXも)をご記入頂き、
このアドレス又はTEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682へ11月28日(金)までにお申
し込み下さい。

◎前号で募集したボランティアスタッフの皆さんには11月に一度、集まって頂く予定です。
◎いよいよ憲法改正を実現する1000万人賛同署名活動がスタートします。用紙の必要な方は本
会事務局 TEL 06-6245-5741 (担当 丸山)へご連絡下さい!

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