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■維新、分党の背景

2014.05.30

 一昨日28日、石原、橋下共同代表の会談で分党が決定した。「結い」と連携することを巡り、党の理念を後退させても野党再編に重きをおいた橋下氏と「自主憲法制定」の文言を提携の柱に置いた石原氏はお互いに譲らず、「円満」分裂というわけだ。

  予想されていたとは言え、政治の世界は一寸先は闇であり、国会の場はそうなっても今度は多さ維新の会としては来年の地方選挙の動向にはあまり影響がないことを報道されているが、国会レベルと地方レベルとはつながっていねことを考えれば、一番、頭を痛めているのは地方議員の先生方ではないかと思う。

 国会内の憲法改正勢力が減ったのかどうか、よくわからないが、20名程の結集になると言われる石原新党は、今後、みんなの党との政策連携が強まることが予想され、返って動きやすくなるのではないか。
 一方、橋下氏率いる元祖維新は、結いと提携することにより、「憲法改正による統治機構改革」という文言が示すようにリペラル色が強くなる可能性もあるが、まだ展望は断定することは難しい。

 これまで維新執行部では憲法改正、集団的自衛権行使容認問題、他国との原子力協定については、賛否両論があった。そして政党の離合集散、連携が、憲法改正問題であったことを考えると、もはや「野党再編」という手段だけでは国民に説明することができず、また自分の行動基準は壁にぶち当たることを如実に示していると言える。

 しばらく静観することとなろうが、それとてこの国会が終了すれば、思った以上に早い動きが出てくるのではないか。

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