■国旗国歌条例後の卒業式の様子

 去る2月25日の産経によると、府教委は24日、公立学校教職員に学校行事での
国歌の起立斉唱を義務付ける国旗国歌条例成立後、初めて行われた府立高校32校
の卒業式で、国歌斉唱時に6校8人の教職員が起立しなかったと発表したとい
う。この結果をもって、条例の効果はなかったと国旗国歌に対して批判的な組合
員や人々は言っているが、果たしてそうであろうか。これはもともと条例に対し
て反対している人々の言なのではなかろうか。

 まず条例が成立したからこそ、卒業式シーズン前の1月に、府立学校の全教職
員約1万3千人に職務命令を出すことができたのではないか。これまで職務命令は
平成23年度入学式では9人、22年度入学式では0人、卒業式では7人、21年度
は入学式0人、卒業式が9人と実は府教委は職務命令を限られた教員にしか出し
ていなかった。それだけでなく、不起立の教員に対しても懲戒処分は平成21年
度卒業式では4人、23年度入学式で2人とほとんど処分をして来なかったこと
からも、国歌斉唱時に不起立であっても何も対応して来なかったことが問題で
あった。

 ほとんどの府民、保護者にとってみれば、「生徒や来賓が起立しているのに、
教える側が不起立なのは一体、常識を欠いているのではないか、生徒への教育配
慮が足りないのではないか」と考えて当然なのではないかと思う。

 職務命令に違反するとは、普通の会社で言えば、上司の命令に従わないわけで
あるから、解雇処分を受けても当たり前の話である。そして職務命令は国旗国歌
条例が成立したからこそ、出しやすくなったというわけだ。

 残りの府立高校など131校の卒業式が順次、行われることとなっているが、大
量の不起立者が出るにしても、府教委は毅然とした処分を行えば、確実に不起立
者は減っていくのではないか。