■大阪発展の鍵を握る「あべのハルカス」の登場

 今回はホットな話題をお届け致します。

 地元大阪にとってはちよっとした明るい夢のあるニュースである。これまでもあ
べのキューズモールなどの施設建設によって、梅田、難波に続いて第3の商業地
区、観光客集客の場所として注目され、阿倍野は将来性が見込まれ、地価も全国的
にもトップに躍り出ているが、いよいよ「あべのハルカス」が全面開業で登場した
のである。
 小生もまだ中には入ったことがないが、なにしろ「あべのハルカス」は300メート
ルに及ぶ日本一の超高層ビルで、近くから見るその高さは身体をのけぞらす威容さ
がある。

 まだまだ関東方面にはその存在が知られていないようだが、一昔前の「大大阪」
を思い出させてくれるようで、関西への関心も高くなるのではないか。

 超高層に耐えうる建設技術も並みの物ではないだろうが、地盤沈下している商業
都市である大阪にとっては、日本全国、世界からも多くの人々に来て頂き、経済活
動の活性化につなげることが大きな起爆剤として期待されるところだ。
 近くには四天王寺、また通天閣があり、大阪ならではの雰囲気が満喫できる。

 既に梅田、難波で、決まった商業ベースの中で大百貨店どうしの客の獲得合戦で
あったが、「あべのハルカス」の登場によって、新たな商業ベースで、さらに外か
らの集客を呼ぶことが出来れば、違った発展ができるのではないか。
 近鉄の斬新な発想が、実を結ぶか、大いに注目したい。 

●空へのびる“立体都市” 大阪の第3勢力なるか

[産経ニュース 2014.3.7 14:06より抜粋]

 高さ300メートルと日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野
区)が7日、全面開業した。昨年6月から営業している近鉄百貨店本店に加え展望
台やホテルなども開業し、天高くそびえ立つ「立体都市」が完成した。大阪の2大
繁華街のキタ(梅田地区)、ミナミ(難波地区)に次ぐ“第3勢力”として、阿倍
野・天王寺地区が動き出した。

 百貨店などが順次先行開業していたが、この日はオープン前から各施設に計約
420人が並んだ。近鉄はハルカス最上階の60階から1階、さらに周辺商業施設
「あべのキューズモール」(同区)などを囲む全長約3キロのテープを用意し、
「日本一長い 街つなぎテープカット」を実施。地元の子供や関係者ら約300人
が参加し、地域一体で全面開業を祝った。

 ハルカスは、近鉄が約1300億円を投じて建設した、社運をかけた大型プロ
ジェクト。近鉄百貨店の本店「あべのハルカス近鉄本店」を核に、展望台「ハルカ
ス300」や米国系高級ホテル「大阪マリオット都ホテル」、オフィスなどが入
居。全面開業後は、初年度で売上高1270億円、来場者数4800万人超を見込
んでいる。

 大阪ではJR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」(大阪市北区)が
開業、阪急百貨店梅田本店(同)が増床オープンするなど、キタ・ミナミを主軸に
商業施設がしのぎを削る。近鉄はハルカスを拠点に阿倍野・天王寺の活性化につな
げたい考えで、商標登録されている「あべのハルカス」の使用料を地元限定で無料
にするなど、地元密着を強く意識している。

 近畿日本鉄道の小林哲也社長は「地域一体でこれからの阿倍野・天王寺を作る」
と強調。「あべのキューズモール」を運営する東急不動産関西事業部の粟辻稔泰統
括部長も「ハルカス開業で街が盛り上がる」と期待を寄せた。