■大阪市支部第1回セミナーに80名が参加

~「祖国と青年」誌編集部の三荻氏が地道な取材に基づいて講演

寳來支部長の挨拶

寳來支部長の挨拶

 昨日3月2日(日)の午後、日本会議大阪 大阪市支部第1回セミナーが大阪府神社庁会館5階で開催され、大阪市内在集の会員、支部役員が呼びかけた方々、約80名が参加した。団体動員など一切していないこともあり、初回としてはまずまずの参加者入りであった。支部としては役員会以外では初めて外に広く呼びかけた行事となったが、役員メンバーが率先して会を運営した。

 国歌斉唱、寳來支部長の挨拶の後、祝電の披露の後、早速、講演の時間となり、講師の三荻 祥氏(「祖国と青年」誌編集部)が「日本の決断~沖縄、そしてアジアで今起こっていこと~」と題して、基地問題を争点とした名護市長選の経過を実際に沖縄県民の声を地道に取材した中でレポートしていった。

三荻氏の講演

三荻氏の講演

 とくに印象に残ったのは基地に隣接する小学校が老朽化してしたことを機会に移転するかどうかで問題となった時に反対派はそれまで危険が大きいと言っていたにもかかわらず、移転には反対し、結局、頓挫した事例を紹介したことだった。ヘリ墜落の危険性が高い小学校を人質にすることによって、反対運動を継続している点は注目すべき点だ。

また実際に名護市民にインタビューしてみると、米軍基地の存在が雇用を拡大するとともに、米軍との親近感も生まれ、東アジアの安定のためには必要であるとの声も多く、マスコミが基地反対が「沖縄県民の総意」であるというのがいかに欺瞞に満ちたものであるのかという点、沖縄の基地負担については在日米軍が使用している施設の面積割合は全国で23%であるにもかかわらず、専用施設の面積割合の74%とすり替えて、いかにもほとんどの米軍基地が沖縄に集中しているかに情報を操作している点、そして名護市長選に見られたように基地反対派は全国の運動団体が動員されている点についても言及したが、具体的な数字や沖縄県民の生の声を紹介しながの話は非常にわかりやすかった。

全員で「蛍の光」斉唱

全員で「蛍の光」斉唱

 最後に「蛍の光」の4番の歌詞(今日、うたわれることはない)に「千島の奥も、沖縄も、八洲の内り、護りなり、」とうたわれているように沖縄は防人の島であることは戦前の日本人は皆知っていたことに触れながら、「蛍の光」を全員で心を込めて歌い、沖縄の問題はわが国全体の問題であることを訴え、これからも関心を持って頂きたいとして結んだ。
 その後、質疑応答も活発に行われ、沖縄への問題意識が喚起されたことはよかつた。

 続いて、1988年の中国海軍とベトナム海軍の衝突によって、ベトナム領土の西沙諸島の岩礁が中国に奪われた場面と亡くなったベトナム兵士に対する海上慰霊祭の様子を描いた「中国軍の南沙諸島攻撃」と「誰にでもわかる憲法改正の話シリーズ①-憲法に天皇の元首規定を」(企画・解説 百地章・日本大学教授)のDVDを上映して、わが国も今のままではベトナムと同じ状況となることや、ベトナムは日本に助けを求めていることを実感するとともに、憲法改正の一つの焦点を再確認できた。
 続いて、今後の行事予定として永松・副支部長より5月10日に開催される平成26年度総会の要項について紹介があった。

 コンパクトな会合となったが、結局、このようにセミナーを続けることによって、沖縄、憲法が抱えている問題を理解していくことから、国民運動のエネルギーは生まれないものと確信した。