■外宮でも遷御の儀

 内宮に続いて外宮の遷御の儀も無事に執り行われたとのニュースを聞き、国民
の一人として安堵感を覚えた。関係者によると昼間は蒸し暑く、夜半は心配され
ていた雨も霧雨程度であったとのことである。

 テレビの画面では浄闇の中で、ご神体が絹垣に囲まれてゆっくりと進む様子が
よく見えるのだが、おそらくその場にいあわせると、ほとんど何も見えずに、次
第に精神が研ぎ澄まされて、神様の気配を感じるようになるのだろうと想像した。

 古来から人々は「目に見えない」ものを心で感じてきたのであり、ここに日本
人の神観、自然観が凝縮されているのであろう。

 同じ時間に我が家でも遥拝式を行い、無事に新宮にご神体がお移りなり、新た
によみがえっていくことを祈った。

●伊勢神宮式年遷宮 外宮で「遷御の儀」
 [産経ニュース 2013.10.5 21:51より抜粋]

 20年に1度、社殿などを造り替える伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮は
5日夜、内宮(ないくう)に続き外宮(げくう)でもハイライトとなる「遷御
(せんぎょ)の儀」が営まれ、ご神体が新宮に移された。6日は天皇陛下からの
捧げ物「幣帛(へいはく)」を奉る「奉幣(ほうへい)」などが行われ、内宮と
外宮では祭事が終了。8年にわたり続いてきた遷宮祭が幕を閉じる。

 これまでの正殿から西隣の新宮にご神体を移す外宮の遷御は、天皇陛下の使者
である勅使や臨時祭主の黒田清子(さやこ)さん、鷹司尚武大宮司ら約120人
が奉仕。皇族代表として秋篠宮さまが参列された。

 神職が内宮の「カケコー」とは違う鶏の鳴きまね「カケロー」を三唱して儀式
が始まると、ご神体は絹の覆いに囲まれて正殿から運び出され、約300メート
ル先の新正殿へ。約4000人の特別奉拝者に見守られ、「浄闇(じょうあ
ん)」と呼ばれる夜のしじまに小雨が降る中、ご神体は新宮に納められた。