■設立15周年記念講演会に950名の参加者が結集!

 ~大好評だった櫻井先生、百地先生のご講演~

 昨日6月8日の午後、日本会議大阪設立15周年記念講演会「甦れ!日本~今こそ政府に問う、日本の安全と憲法」がエル・おおさかで行われ、来賓、議員、会員をはじめ府民の方々、約950名が参加、満席、3階の立ち見席にも当日受付を済まされた参加者がぞくぞくと入場し、場内は満杯となる程の盛況ぶりであった。1時開場前の30分前には1階玄関入口ロビーには参加者が並び、スタッフが定刻開場を告げることも大変であった。

 本会が設立してこの6月で15周年の節目を迎え、例年であれば総会を開催しているが、今回は広く府民に喫緊の課題である憲法問題を訴えるために、ジャーナリスト・民間憲法臨調代表の櫻井よしこ先生と日本大学教授・民間憲法臨調事務局長の百地章先生という著名な先生方をお招きすることを決定し、3月下旬からチラシ、チケットを会員はじめ各方面に送付し、2ヶ月間の周知期間を設けたところ、役員、各団体の協力を頂き、着実に前売券を頒布できるとともに、関西圏在住の方々からも連日のように問い合わせを頂く等、事前に行事成功に向けた雰囲気をつくれた。

 開会宣言、国旗儀礼、国歌斉唱に続き、主催者を代表して、千家・日本会議大阪議長、高野・日本会議大阪地方議員懇談会会長から挨拶後、早速、最初に百地先生より30分間、ご提言を頂いた。

百地先生による講演

百地先生による講演

 先生はどのように憲法を改正していくのかという視点から、国家存亡にかかわる地震発生についての対応として憲法に緊急事態規定を置くことは党派を超えた必然性があること、中国の横暴な覇権戦略に対応するために昨年の海上警備の強化の段階から、平時における自衛隊の領域警備ができるようにする自衛隊法改正をし、さらに自衛隊を軍隊としなければならないことを法制度上から説明された。とくに現在の憲法では自衛隊は軍隊ではないために国家主権と独立を守るためのネガティブリストによる行動をすることができないことが最大の問題であると指摘された。

 また96条の改正条項は、改正阻止条項となっていることから、これを緩和することは、改正決定権を国民の手に取り戻すことであるとされ、改正反対勢力以上の情熱をもって、これから国民運動を展開していくことを熱く訴えられた。
30分間という限られた時間の中で、どこを改正するのか、中国の覇権戦略の経緯、軍隊と警察との違い、現憲法の精神、改正条項の緩和など法制度上の問題について、実に簡明にお話し頂くとともに、時折ジョークを交えながら、改正の課題が明らかとなった。

櫻井先生による講演

櫻井先生による講演

 続いて櫻井先生のご講演が90分間と続いたが、何故、憲法改正をして立派な日本人にならなければならないのかという点について、米国の国家戦略の転換という大きな枠組みからお話をされながらも、決して取っ付きにくくなく、肩の力を抜いた感じの雰囲気の中、お話に引き込まれていく感じで、あっという間に時間が過ぎてしまった印象であった。

 最初に安倍政権が何故国民に支持されているのかといえば、国家観を持っているからであるとされた後、本日、明日と行われている米中首脳会談に注目しなければならないとされた。第2期目のオバマ政権がこれまでアジア太平洋に軸足を置いていた政策から、米国自身が福祉国家となるために国際社会のトラブルに巻き込まれたくないという政策転換をしようとしている姿勢は、北朝鮮の核・ミサイル開発やシリア国軍による国民虐殺という横暴を許していることにも明らかであること、その結果、米国が退いた空白に中国が介入するという動きがある中での会談であると指摘された。

 そして習近平体制は、「中国の夢」を掲げ、平時における軍事力の活用を進めるという軍事最優先路線を強化し、これまでの西紗諸島、南紗諸島の略奪と海軍基地の拠点にしてきた歴史に続いて、尖閣、沖縄だけでなく日本列島に入った長崎の五島列島、熊本、佐渡、新潟、奥尻島まですぐに行けることをアピールしていると話された。衝撃的だったのは五島列島の福江島の玉の浦に昨年7月に実に109隻の漁船の100トン~500トンの五星紅旗を掲げた新造船が整然と入ったのに対して、海保巡視艇は2隻しか監視をすることができず、島民がここはどこの国の港かと思ったという件であった。さらに「海警局」の新設で、各種機関が統一されることによって海の警察権が強化される一方、わが国も警察力で対応することしかできないために、今のままでは日米安保が適用されないと指摘された。

 また歴史問題については、今や中国・韓国と同じように米国国務省をはじめとして慰安婦問題については批難をするなど、わが国が自主独立や軍事力増強をすることに反対する勢力もあるなど、私達は同盟国の米国の脅威にもさらされていることを認識することも必要であり、日米安保を大切にしながらも結局、自分で守ることが大切であることを強調された。

 民族の名誉、魂をいれる作業こそ憲法改正であり、国の根源的な価値観、国柄を大事にする、国民のよき価値観を大事にしないと日本は甦らないと訴えられた。

 世界戦略の中でのわが国が進むべき選択について一見、難しそうな視点を実に巧みにわかりやすくお話し頂き、大変、啓発を受けた。

 講演会は参加者に憲法改正をするために、国民一緒になって立ち上がっていこうとの意欲を引き出す高揚感を喚起し、感動のうちに終了した。15周年の節目に相応しい内容となったことは喜びこの上ない思いであった。

 続いて、講師、来賓、役員、議員、実行委員のメンバーで10階宴会場に場所を移し、レセプションを開催、2名の国会議員や参議院立候補予定の先生も合流された。参加者は講師の先生のところには引きも切らず、挨拶に伺い、なごやかな雰囲気の中で、本日の成功の喜びを共有するひとときをすごすことができた。
 
 素晴らしい15周年の記念行事も終了し、いよいよ、今月24日、25日の天皇皇后両陛下奉迎活動の準備に突入することとなる。時間は限られるが、全力で取り組みたい。

 運営に関わって下さった皆様、ありがとうございました。