■天皇陛下が沖縄県民を守って下さっていることを実感した7000名の奉迎提灯パレード

天皇皇后両陛下の「豊かな海づくり大会」のご臨席に伴う沖縄行幸啓に際し
て、実行委員会による18日の提灯奉迎活動をお手伝いするために、17日から沖縄
入り、19日の午後に帰阪した。

 両陛下を心からお迎えしようする奉迎の雰囲気が現地では漲っていて、全国が
解散、各党派の離合集散の動きの中で、何か忙しさの空気が漂っている中でも、
ここだけは全く別世界であるという実感が大阪に戻って来てから益々大きくなっ
た。沖縄は気候的にも、そして人々の心も温かった。

 両陛下の行幸啓は平成16年から8年ぶり、そして皇太子時代も含めると実に9回
目となる。いかに両陛下が直接、戦争によって軍とともに戦い、倒れられた英霊と
ご遺族の方々へ慰霊と励ましのお気持ちを強くお持ちであるかが拝察される。

 17日の昼過ぎに那覇空港に到着。残念ながらこの日で雨であったが、丁度、両
陛下が空港にご到着された所に出くわした、空港玄関前の通路は、既にそのこと
を知っている人々や通行人で並んでいた。腕章をした学生の実行委員のメンバー
が、柵に横断幕を付け、小旗を集まった人々に配布し、また元気よく、万歳三唱
の練習をしており、もうお迎えしたいという気持ちがつくられていた。

 程なくして、ご料車がゆっくりと進み、奉迎者の歓声が大きくなっていく中、
窓から両陛下が優しい、にこやかにお手を振られた瞬間、万歳の声が鳴り響き、
感動は最高潮となった。もう天候など、この瞬間には関係がない。

 その後、実行委員会事務局の置いている波上宮に行き、提灯奉迎パレードの概
要と基本業務の打ち合わせに参加した。全国から、お手伝いにかけつけていた
が、近畿からもこの打合わせに約10名参加しており、驚きとともに感謝の思いで
一杯であった。我々、地方からお手伝いに行ったメンバーは、パレードの各梯団
の責任者ということであった。

 それにしても、パレード集合場所である緑が丘公園での集い、そして県庁前広
場での奉迎の集い、そして提灯奉迎場所の奥武山公園での集いと、パレード行進
をする計画であり、大阪ではここまでのイベントを開催すること難しいと実感し
つつ、ここまで準備をしてきた実行委員会メンバーには大変な事務量をこなして
いるのだなあと思った。

 その後、雨の中、出発地点から奉迎地点まで下見を行なった。

 下見終了後、私達、近畿のメンバーは、懇談しながら、明日の英気を蓄えた。

 当日は、晴天となり、絶好のパレード日和となった。小生は、午前中にもう一
度、人で下見を行ない、その後、12時半に緑ヶ丘公園に集合、公園では、奉迎者
の整列のラインを紐で付けたり、提灯に棒をつけたり、ろうそくの支え用の金具
を曲げる作業を行ったが、4時位になると次第に人々が集まってきて、奉迎の気
分も高まっていることを実感した。皆さん、年配の方々ばかりでなく、若い人が
仕事を終わって集まっている人々も多かったように思う。

 少しずつ、陽が落ちていく中で、5時過ぎからオープニング演奏が行われ、獅
子舞、カラーガード、琉球国祭り太鼓が続き、6時には出発宣言となった。参加
者は公園一杯を埋め尽くし、約3000名に膨れ上がった、6時に出発、小生も第4
梯団の責任者となり、マイクを持ち、万歳の先導をした。とにかく、皆さん、奉
迎地点まで、約2キロの長い距離で、先導に対して、一生懸命、連呼して頂い
た。とくに国際通りでのパレードは、沿道のお店かから、おじい、おぱあや、観
光客も提灯や小旗を持っていて、皆、嬉しそうにこちらを見たり、中にはパレー
ドに加わった方もおられた。

 約45分のパレードの後、奥武山公園では、両陛下のお出ましの7時55分まで待
機することになるのであるが、提灯に再点火の準備をしながら、ここでも実行委
員会メンバーの挨拶があるのだが、瞬く間に時間が過ぎた。

 そして7時55分、ハーバービューホテル9階の明かりが点滅した後、明かりが
つき、両陛下がお出ましになられていることを、実行委員会の司会が知らせる
と、一斉に提灯を上下、左右に揺らした。ホテルから約400メートル離れている
こともあり、肉眼では両陛下の提灯を認識することはできなかったが、司会のメ
ンバーがこちらの声は両陛下のお立ちの部屋に流れていることを案内すると、一
段と声が大きくなり、両陛下とつながっていることを確信した。

 ご答礼約5分間、素晴らしい奉迎風景となった。

 実行委員会発表では、県庁前の集いから合流した人々が約2000、そして実行委
員会その他、周辺の人々を入れて7000名ということであったが、確かに、大阪の
規模の倍の規模はあったように思え、規模からしても只ならぬものであると思った。

 その後、お手伝いのメンバーで懇談会となったが、充足感に満たされたパレー
ドとなったことを讃え合うひとときとなった。天皇皇后両陛下の沖縄を思われる
大御心と、それに応えようとする県民の心の絆が、いろいろな問題があろうと必
ず、乗り越えていくことができることを確信できたパレードになったのではない
かと思う。

 実行委員会メンバーのチーム力がパレードの大成功を勝ち取ったことをかみし
めるた。

 つくづく我が国は、両陛下によって守られているのだと思ったのである。

 大阪でも準備から当日に至る経過を是非、地元で反映させたい。