■第21回桃山御陵参拝団に200名が参加

~秋晴れの御陵で、改めて国家建設にお心を砕かれた明治天皇を偲ぶ~

本日3日の明治節、早朝より第21回桃山御陵参拝団に参加するために桃山御陵
へ向かった。肌寒かったが、爽やかな秋晴れとなり、絶好の参拝日和となった。
明治天皇のお誕生日であり、偉大に明治の御代の精神に思いを馳せると同時に、
現行憲法の発布の日に改めて憲法の欠陥を考えるひとときにすべく、毎年、こう
やって桃山御陵に参拝できることは、大変恵まれている。小生は毎回、司会と進
行指揮を担当させて頂いていることもあり、自ずから責任意識も持たざるを得ない。

この参拝団も国柱会近畿地方連合局が中心となって運営しているが、21回を積
み重ねる中、関係団体、一般の参加者も増えており、今回は約200名であっ
た。年に一回だけしかお会いしない顔ぶれの方もおられるが、お元気そうで安心
した。

参道入口から2列縦隊となり、しっかりと参進していくのだが、一歩一歩踏み
しめて御陵に向うひとときが、心を静めて、国のあるべき姿に思いを寄せる貴重
な時間である。

明治天皇、昭憲皇太后御陵いずれも、みささぎに立つ木々は、秋の紅葉にた
たずまいを変えるところで、美しかった。御陵に対し、最敬礼、御製と御歌を奉
唱、導師の表白文奏上、最敬礼、そして明治天皇御陵では明治節の歌を全員で唱
和したが、御陵の前で、腹の底から歌うことの素晴らしさ、そして明治の時代の
壮大な精神を身体中で感じ取ることができ、感極まって目頭が熱くなった。

続いて石段の下に移動、記念写真撮影の後、臨場講話の時間となった。今回は
公立高校社会科教諭の黒田裕樹氏が「明治天皇と立憲君主制」と題して、話された。

とくに明治憲法の制定の過程で、草案第1条に「治ス」(しらす)の大和言葉
が入っていたことからも、わが国の国体を明確に意識していたこと、また草案が
枢密院で審議される開院式に当たって、明治天皇は、伊藤博文が勅語案を宮内大
臣を通じて差し上げたところ、このような大事な会議に当たって、何故、伊藤本
人が奏上しないのか、お怒りになったエピソードを紹介しながら、明治天皇は憲
法制定に当たって強いご関心を持たれていたとされた。また、毎回ご出席される
ことによって、憲法における権威と正当性を自然に高める結果となったこと、明
治憲法の制定は歴代天皇に対する重責を果たされようとされた明治天皇のご覚悟
の結晶であったとの指摘は、学ぶ点が多かった。

講話資料を配布してのお話は、的確なものでわかりやすく好評であった。

21回を迎えたこともあり、運営スタッフの中にも小さいお子さんを連れて来
られる方もいて、いよいよ、この行事も世代交代の時期が来ていることを実感した。

来年もさらに多くの参加者があるよう呼びかけていきたい。