■今度は丹羽大使交代させる方針

  本日の産経紙朝刊では政府が都による尖閣諸島購入計画を批判したことに対し
て政府の立場とは異なるとして、遅まきながら丹羽駐中国大使を更迭する方針を
固めたという。政府としては尖閣国有化の手続きが進んでくると、中国の反発が
強まることが予想され、政府方針の異なる発言をする丹羽氏の続投は困難との判
断を下したようだ。

 国民にとってみれば「遅まきながら」このような方針に転換したことは、国有
化に本腰を入れるというより、日本政府と大使館との齟齬が出るのは、中国に対
して間違ったメッセージを与えることになるとの判断であるように思う。

 何と言っても一時帰国させた時点で、丹羽氏に更迭させるべきであったのに、
それもせず、大使館に戻らせてから、このような一転交代させることになると
は、首尾一貫しない姿勢だけが中国側に映ったのではないか。

 ただこれで中国大使を相当の人物を選定しなければ、この「英断」は政府自ら
の首を絞めることとなることを十分に知悉しているのかどうかが問われることと
なるだろう。